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落書き用のブログです。
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先行分2
「そうと決まれば早速準備しなきゃ」
わたしははしゃぐ気持ちを隠しきれないまま、立ち上がった。
「準備って言っても外には出掛けるわけにはいかないだろ。
 大体どーすんだ?」
彼は顔をしかめながら口を走らせた。
わたしはキッチンにあるディスプレイにスイッチを入れ、起動させる。
「ウェイバーツールがあるから大丈夫ー!」
わたしは笑顔で答える。
「あ???うぇいばーつーる??」
「これはわたしみたいな独り暮らしの女の子の味方。
 配送料はちょっとかかるけど
 特定の近所のお店から欲しいものが送られるツールよ」
「家にいながら買い物ができるってやつか?」
「そうそう。わたしの場合はボックス対応だから
 使えるお店の種類は限られているけどね」
「その手合いはそもそも玄関開けないと
 商品を受け取れないじゃないのか?」
「大丈夫ー。キッチンにボックスの受け取り口があって
そこから受け取るから玄関は開けなくても大丈夫」
「・・・言っている意味がわからん」
「つまり、好きなものを頼んでしばらくしたら
 キッチンにボックス受け取り口に
 それが届く秘密兵器があるのよ。理屈は深く考えない」
「はぁ・・・」
わたしは不服そうにしている彼を無視して話を進める。
「この時間帯で頼めるものは・・・・マックスバーガーでいい?」
この近所にある大手のハンバーガーショップだ。
わたしもときどきお世話になる割とお手頃価格なところだ。
「あぁ、いいぜ」

ディスプレイを操作してマックスバーガーで
注文する画面を出した。
「わたしが欲しいのを頼んだあとで呼ぶから
 自分で欲しいのを頼んで。わからない事があったら言ってね。説明するから」
「わかった」
わたしは自分の頼みたい物を頼んだあと、
彼を呼び、操作の仕方を教えた。
「なるほど、タッチしていろいろ選べるようにできているわけか」
「そー言うこと」
彼はひたすらパネルを操作している。
「ところで金はどうなってるんだ?」
「わたしのデバイスに入っているので払うから、気にしなくていいよ」
・・・・こないだ、あれこれ買いすぎたから実はちょっと厳しいけど。
「・・・ふーん」
彼は画面を端から端まで観察すると思い付いたように操作をし始めた。
「・・・なるほど」
彼が夢中になって操作をしているので、離れて片付けやら準備をすることにした。
しばらくして聞き慣れない電子音が聞こえたのでわたしは彼の方に駆け寄った。
「終わった?」
「あぁ、混んでいるらしいから時間かかるってさ」
彼は手に持っていたデバイスをポケットに入れた。
「・・・・えーと、なんか聞き慣れない音が聞こえたんだけど」
「さっきのことがあるからな。それでも足りないからな」
「・・・・・まぁいいけど」
わたしは目を丸くした。
どうやら設定いじって払ってくれたらしい。
わたしは出すつもりだったけどなぁ。
「あ、そーだ。わたしの家にはあなたが好きそうなジュースとか
 ないからそれも買っておくね」
なんか恥をかかされた気分になったので
別のところで買い物をすることにした。
「どこで買い物するんだ?」
「ファインファインってとこ。あの店、わりといろいろ置いてあるから」
「あぁ、あそこか」
彼は続けた。
「すまないけどオレもそこで買い物させてくれないか?」
「いいわよ」
わたしは了承した。

ーーーー別に気を使わなくていいのになぁ。
彼はわたしの気も知らないで
どんどん画面を変えていく。

「へぇ、いろいろ置いてあるんだ。薬とかも買えるんだ」
「わたしもいろいろお世話になっているんだ。
 この時間帯だとスペシャリストさんがいるから
 いざとなったら相談もできるし・・・」
彼はパネルをいろいろ操作して眺める。
「そーいや、お嬢さん、プランBはご入り用かい?」
「いりません」
わたしは冷たく返した。
「おいおい、冗談だ。本気になるなよ」
彼の声を尻目にわたしはこの後の準備をした。
リビングにゲーム用のデバイスをセットし、ヘルメットのような機械を二つ用意する。
ギアデバイスと呼んでいる機械で一時的にゲームの世界に入り込める機械だ。
ただし、脳の負担が大きい為長時間使用は出来ない。
対戦ゲームのパッケージとさっき見せたゲームのパッケージを並べておく。
「おーい、後ニ時間半くらいかかるって」
またもや聞き慣れない電子音がしたような気がしたが、敢えて聞かない。
彼はキッチンからリビングに移動し、ギアデバイスを手に取りながら座った。
彼にとって物珍しいのか興味津々のようだ。
「せっかくなので、対戦をしようかなって?」
「なるほど。オレも腕に覚えがあるぜ」
彼は笑う。
「まぁ、それは使ったことはないだろうから慣らした方がいいかも」
「へぇー、それは面白そうだ・・・」
彼に簡単に使い方を説明した後、わたしはシャワーを浴びることにした。
ーーー嫌なことがあったんだ、気分転換しよう。
シャワーを浴びる準備をしていると電子音がした。
ーーーなんだろう?ファインファインから??
デバイスに届いたお知らせを開きながら、物思いに耽る。
お知らせを読んだ瞬間、驚きの声を漏らしかけた。
ーーーーさっき、すごい買い物をしている!?
金額もスゴいけど、内容もすごい。なんか、メチャクチャ買っている・・・
えーと・・・・リサイクルボトルのジュースに、絆創膏の類に痛み止め?
ファインファインからのお知らせを隅から隅まで目を通した。
・・・・流石にプランBはなかったので安心した。
なんか、プリンとか抹茶ラテとか
明らかにわたしが好きなものが入っている。
ーーー何故に?
いろいろ頭に過ったが待たせるのは良くないので
デバイスを着替えの上に置いてシャワーを浴びた。
シャワーを浴び終わり、比較的ラフな服装で
リビングに行くと、彼は慣らし作業を楽しんでいた。
「さっき、考えていたんだけど、あなた、あの鳥人間を追ってたのね?」
「あぁ。昨日の夜、仕留め損ねたからずっと探していたんだ」
「んで、朝方、疲れて人の家の庭で倒れたと」
「そういうことだ・・・・って何を言わせるんだ!?」
彼はやっとわたしの存在に気づき、怒りを露にした。
「いやぁ、ゲームのナレーションかなんかだと
 思って話してくれるかなと思ってさ」
「まさかオレを騙すとは・・・」
「騙したつもりはないけど」
「よし!このオレと勝負だ!!泣いて謝っても許してやらないからな」
どうやら慣らし作業で手ごたえを感じたらしく
相当自信があるらしい。
わたしはもう一つのギアデバイスを
手に取り、彼に勝負を挑んだ。

一時間後。

「・・・・なんだと?オレが負けるなんて・・・・」
彼にとっては想定外の出来事だったのだろう。
彼の身体は悔しさで震えていた。
ーーーまぁ、わたしにとっては当然の結果だが。

「もう一回勝負だぁぁ!!!」

ーーー子供か!!?

思わず心の中で突っ込んでしまった。
まぁ、自信があったゲームで大負けしたんだ。
悔しかったんだろう。
敢えて何も言うまい。
わたしは大人の対応した。

「はいはい、脳に負担かかるから今日はこれでおしまい!」
わたしはギアデバイスを外した。
「勝ち逃げじゃないか!?・・・・なぁ、もう1セットだけ」
「ダメなものはダメ!
 それに言ったら、いつでも相手してあげるわよ」
「え?マジ??」
彼の目がキラキラ光る。
あきれながらわたしは続けた。
「少なくとも今度は長期休みの課題が終わってからね」
「・・・やっぱり」
彼はうなだれた。
キッチンから電子音が響いた。
「届いたみたいよ。食べよっか」
 
届いたボックス中身を互いに回しながら、
わたしたちは、食事を始
めた。
その後、始めたのは他愛もない話だ。
クラスメイトと言うのもあって、お互いに話題するのは
担当の先生
たちやクラスの子達の話がメインだった。
わたしも彼もクラスで多少浮いていたところもあったので
そういう
ところで気があったのだろう。



「・・・あぁ、久しぶりに人前ですごく笑った」

「まぁ、優等生サマもどこにでもいる女の子だったってことか」

「意外だった?」

「当たり前だ。あのお澄まし顔の下にある素顔を
 知れたんだから悪
い気はしねぇ」

「・・・・このまま、時間が止まればいいのに」

ーーー気の緩みからポロっと出てしまった・・・・
わかっている。自分が何を言っているのかも。


「どうしてだ?」

聞き捨てならないと言いたいがばかり、彼は返す。

「思い出したくはないんだけど、
 あの鳥人間がさ、変なことを言っ
てたんだ」

「なんだ?話してみろ」

わたしは搾るように心の中にあった恐怖を口に紡いだ。

「・・・しゅうりょうさまにささげるくもつ・・・
 わたしのことを
そう言ってた」

はっきり聞こえた。今でも耳に残っている。

「そいつは、オレが叩き斬った。
 それははっきり覚えてるだろ?」


「確かに斬られて黒い靄になって消えた。
 それははっきり覚えてい
る。
 でも!あいつには仲間がいて、その仲間がこの後来るかもと思
うと・・・」

心に刻まれた恐怖に支配されるがまま、
言葉を発するしかわたしには
できなかった。


「心配症だな、優等生サマは」



彼は遮るように言った。そしてそのまま続けた。

「言われてみれば後何時間かすれば、草木も眠る丑三つ時。
 そいつ
らが活発になる時間だ。というものの、仮に来るとしてもいいところ4、5体程度だ」

彼はさらりと言い放った。

「そのくらいならオレがやっつけてやる。安心しろ」

「・・・・・」

わたしは何も言えなくなった。

ーーーもし、大群で来たらどうするのよ?

と言いたかったが飲み込んだ。

「明日の朝には今日あったことは全部悪い夢になってる。
 そいつが
何を言ってたか、もう気にするな」

確かに彼の言う通りだ。
仮に何事もなく時間が過ぎ、朝になれば悪
い夢となる。
わたしは、言葉が出ないあまり思わず
リビングのディ
スプレイのリモートコンソールを手に取った。

「・・・変なことを言っちゃったからなんか気晴らししようか?コンテンツムービー見る?」

「そういうのは悪くないな・・・って」

彼は画面の方に目をやったのだろう。 

「一昔のロマンスものチョイスするとかどんたけ動揺してるんだ?大丈夫か?」



大丈夫じゃないことは自覚している。
どうしようもない感情が渦巻
いていて、それをひたすら抑えるだけ。
今のわたしはそれだけでい
っぱいいっぱいである。


「ほら、選んでやるよ」


 わたしは彼の手にコンソールをそっと乗せた。

「こういうときは・・・・あぁ、イチオシは投稿心霊シリーズ?空気読めよ?」

彼は悪態をつきながら、コンソールを操作している。

「気分爽快ヒーローアクションものとかな」

ぼんやりしている中、ムービーが始まった。
互いに終わるまで言葉
は交わさなかった。
内容としては悪くはなかった。
正義の味方が悪い奴等をやっつけて
いく。そんな感じのものだ。

ムービーが終わる頃、わたしは強烈な眠気に襲われていた。

「・・・ごめん。そろそろ寝る・・・」

わたしはあくびをしながら立ち上がり二階続く階段から自分の部屋に向かう。

「言い忘れてたけど、寝ている間は部屋に入らないで」



一番大事なことを言うと彼の返答を待たずにそのまま部屋に向かった。


わたしは、自分の部屋に入ると、
真っ先にドアに鍵をかけてからベ
ッドに入った。
そして、そのまま夢の世界に旅立った。


真っ暗の中、声が頭の中に響く。

ーーーー起きろ。起きろ。目覚めろ。今、その力を使うときだ!さぁ、目覚めろ

よくわからない声が響いている。感じるのは恐怖と吐き気だけ。


ーーーーダメだ。戦うな。戦ってはいけない!

また別の声が響く。相反する二つの声。
二つ以上も聞こえるから余
計に頭に響く。ますます吐き気がする。


ーーーーしかし、時は来た。来てしまった。



その声と同時にわたしの身体の周りから眩しい光が放たれた。




しばらくしてその光は消えた。改めて周りの景色を認識した。
さっきまで周りが暗い空間にいた。
しかし、周りに見えるのは星空
、月、流れる黒い雲。

ーーー夜空?

下の方に目をやると家の屋根が見える。

ーーーーこの景色、なんとなく知っている。

周りを見回し、思考を巡らす。


ーーーーあの家、わたしの家だ!
開いているカーテンの色と模様、窓際に置いてあるぬいぐるみ。
間違いなくわたしの部屋だ!!


『キミは今宵行われるショーの唯一の観客。
   何もしてはいけない。
ただ見守ってなければならない』



頭の中に声が響く。


ーーーー誰だ?聞いたことあるような気がするが何も思い出せない


今、わたしは自分の家の上空に浮かんでいるわけだ。


ーーーーまぁ、夢の中だから気にしないでおこう。
         それに昔からよ
く見る変な夢ではないからいいや。

次の瞬間、空気が震えた。屋根の上の辺りの空間だけ空気が違う。
おそらくそこに結界が貼られたのだろう。
なんか何を言っているのかわたし、よくわかってないけど


ーーーあれ?わたしの家の屋根に黒い人影??
誰かいる。

刀を持った一人の男。体躯はいいが、まだ少年のあどけなさが残る

ーーー今日、わたしの家に泊まっている彼だ。
何故、屋根の上に上がっている?

彼は空を見上げ、顔を少ししかめた。

彼の視線の先の空を見てみると、
わたしを襲ってきた鳥人間の集団
しかも軽く百体はいるであろう、大群だ。

彼が倒したやつより強そうなのが何体か目につく。
しかも格別に一体だけ、見た目が凄いのがいる。
そいつだけ王冠やら首飾りやら装飾品を身に付けている。


ーーー恐らくこいつがシュリョウサマであろう。


そいつは椅子に座った状態で担がれている。
その大群はわたしの家に向かってきている。



ーーー言わんこっちゃない。




多分、彼の横にいたらわたしは文句を言っているところだろう。
しかし、それを知っているのか知らないのかよくわからないが、
は笑った。ハハッではなく唇の端を上げ、ニヤリと。

彼はわたしの家の屋根から別の家の屋根に移り、
更に自身を高い位置に移し、そこから貼られた結界に跳ぶ。
腰に差した得物を抜いて構えた。
そして、しばらく彼は目を瞑り、全神経を研ぎ澄ました。


ーーーーさぁ、ショーの始まりだ!



頭に響いたその声を皮切りにそれは始まった。


わたしは例え何かが出来たとしても、
その光景を見つめるしかできなかっただろう。


ほぼ完璧しか言えない計算され尽くされた動き。
舞台の主役は彼とその得物。彼の動きの支点は廻る廻る変わる。
彼自身の身体のあらゆる部位、刀の切っ先、鍔、柄。
身体の動きもさながら鳥人間達の攻撃を
紙一重に交わしながら太刀筋を走らせていく。
一体ずつ、完璧に確実に黒い靄に変えていく。
時に二体、三体一度靄に変えるが基本的には一体ずつ。
それを彼は無表情で淡々とこなす。
笑ってすらない。その様子は異様とも見える。


あまりにも想像絶する光景を目の当たりして、
わたしは言葉を失ってしまった。
思わずため息がこぼれてしまいそうだ。


ーーーなんて美しいのだろう。



彼の計算され尽くされた動き、
まるで神に捧げられる踊りだ。
そして丁寧にきれいに片付けられていく鳥人間たち。
鳥人間の数がどんどん減っていく。
彼の動きの鋭さは変わらない、寧ろどんどん鋭くなっていく。

まず、数が一番多かったわたしを襲ってきたやつと同じタイプのが
すべて靄となった。



ーーーーあれだけいた鳥人間が、もう10体切っている。


なんとなくだが、先ほどより彼の周りがぼやけて見える。
ここからは強そうなのが中心になって襲い掛かってくる。
さすがに一撃では倒せないのか、
刀で一薙ぎではなく、何回か斬り付けて靄に変えていく。
攻防も激しくなって来ている。
化け物の攻撃の大半はかわしているが、刀で防御するときもある。
それを顔色変えずにこなしている。
最初に見せた彼の笑いはオレの敵ではないと言う意味だろう。


そして、とうとうこのショーはクライマックスを迎える。


ーーー彼とシュリョウの一騎討ちだ。




彼はそれ以外のすべても靄に変えた後、
シュリョウと一定の距離をとった。

彼の顔色こそは変わっていないが、
汗はかいており、息も少し乱れていた。
息を整えると、彼の得物がぼんやり黄色く光った。

ーーーその光るのはなんらかの能力なんだろうか?
   さっきより彼の周りがぼやけて見える気がする。

シュリョウはニタニタと笑いながら自分の首飾りを天に掲げた。
首飾りが光った瞬間、先程彼が倒した鳥人間が
体程復活していた。しかも、強そうな奴だ。

真っ先に彼はその一突きで首飾りを破壊した。
シュリョウは驚きの声を上げているように見える。
その隙に言わんばかりに復活した(?)鳥人間を
瞬く間に靄に返す
やはり、先程より一撃が重くなってきている。
なんとなくだが、彼の身体が少ししっとりしてきているように見える。


ーーーーもしかしたら酷く汗をかいた?


しかし、彼は涼しい顔をしている。
疲れは出ていないのだろう。

彼が得物を構え直した瞬間、
観念したようにシュリョウが襲いかかってきた。
シュリョウが繰り出す攻撃を刀で防ぐ。
火花を散らしながら彼は隙を伺う。
らちが明かないと思ったのか、
シュリョウは彼から少し離れ、空中に飛び上がる。
そして、更に距離を取り凄い勢いで頭から彼に突撃しようとした。





彼は刀を構えシュリョウを一薙ぎで真っ二つにした。


ショーがフィナーレを迎えた瞬間、
わたしは深い眠りの底に落ちた



目覚めてみると自分の部屋。外がひどく明るい。
ふと、時計を見てみると、



ーーーーあっ!!!!寝坊した!!!!


わたしは急いでリビングに向かった。


そこにいた残骸は見られるが実質はもぬけの殻。
かなり散らかっている。

ふとテーブルの上に見ると置き手紙。

「ありがとな」

の五文字だけ。


わたしは明日、学校で会えるだろうと思いながら
リビングの片付けを始めた。
その期待が絶望に帰すとも知らずに・・・・

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